(正常な状態) 舌診では舌体の形態や、舌質の色と性質、舌苔などを観察します。 そのためには健康な人の状態を知る必要があります。 舌体、舌質とは舌の肌肉・脈絡組織で、舌苔とは舌体の上に付着している苔上のものです。
正常な舌体は萎縮や腫脹、強ばり、ゆがみなどがない状態です。 舌質の色は淡紅色であり、濃すぎたり薄すぎたりしない程度です。 また舌苔は舌の中心に薄く白苔で、適度に潤っている状態が正常といえます。
舌根部:腎(下焦)
舌中部:脾胃(中焦)
舌辺部:肝胆(中焦)
舌尖部:心肺(上焦)