口味とは、口の中の異常な味覚をいいます。 口味は熱証、とりわけ肝胆に熱がある場合に現われやすく、また食べても味がしないものを口淡といい、これは脾胃の気虚や胃寒に現われやすくなります。 口の中が甘くまたは粘るものは、脾胃の湿熱に現われやすく、口の中が塩辛いのは腎熱に現われやすくなります。 口の中が酸っぱいのは食滞でおこります。