睡眠の異常には不眠と嗜眠があります。 そして不眠には入眠障害と熟眠障害に分けられます。 心(心包)に変調がおこると、精神・思惟活動に変調が出て不眠が起こります。 主なものとしては、心脾両虚による心悸、健忘をともなう不眠、心腎陰虚による心煩、多夢をともなう不眠、食滞による不眠などがあります。 またひどい眠気があり、いつも知らぬ間に入眠してしまうことを嗜眠といいます。 これには陽虚や痰湿などの病症によくみられます。