胆は脾胃の消化吸収の働きを助けています。 胆のこの生理機能は肝の疏泄機能により調整されているため、胆が病んだり肝の疏泄機能が失調すると、胆汁の排泄、貯蔵に障害となってあらわれます。 また中焦に湿熱があると悪心、嘔吐、口苦などの症状となってあらわれて、また胆汁が外へ漏れ出すと黄疸となってあらわれます。 さらに胆は決断力や勇気をつかさどっているので、胆気が虚すると不安感が強くなり、些細なことにも驚きやすくなります。