膀胱の病症

膀胱の生理作用は尿を貯蔵してそれを排泄するという機能です。
そのため膀胱の病症は主として排尿の異常となってあらわれます。
腎の陽気が不足したために膀胱の気化機能が低下すると排尿不利または尿閉となります。
また腎気不固により膀胱の固摂機能が低下すると、遺尿、尿失禁などがおこります。
膀胱に湿熱がこもると頻尿、尿意促迫、排尿痛、尿の混濁などがおこり、湿熱が長期にわたると結石を形成することもあります。