暑邪(しょじゃ)

暑は「火」の邪気です。

暑は夏真っ盛りの時期に火熱から生じるので、体内に入ると高熱が出たり、顔が赤くなったり、大汗などの症状が現われます。

暑は陽性の邪気のため、上昇し発散する。

体内に入ると腠理を開き、汗が多くなります。大量の汗をかくと気と津液を消耗し、身熱、多汗、口渇、脱力感などの症状が現われます。

暑邪は湿邪を伴うことが多い。

湿邪を伴うと四肢の倦怠感、胸苦しさ、悪心嘔吐、下痢など湿の停滞による症状が現われます。