湿邪(しつじゃ)

湿は陰性の邪気のため人体の下部を犯し易い。

湿は陰性のため下に流れる性質があるので水腫は下肢に現われやすい。

湿は重く停滞します。

湿邪が体内に入り陽気を損傷すると頭や体が重く、四肢がだるいなどの症状が現われます。また湿邪が関節で停滞すると関節の痛み腫れを生じます。湿は動きが遅く停滞しやすいため湿邪による病は治りにくく、繰り返し再発することもあります。

湿は脾胃を犯しやすい。

湿邪は脾胃を犯し、消化吸収が落ちます。そして津液を運ぶ機能が悪くなると下痢、尿量減少、腹水、水腫などの症状が現われます。

自然界以外の湿邪。

天候以外の湿邪として、汗で濡れた下着を長く着ていた場合もあります。