虚実(きょじつ)
虚実(きょじつ)
虚(きょ)というのはあるべきものがないことを指し、逆にそこにあるべきではないものがある状態のことを実(じつ)といいます。
たとえば、たこ焼きを想像してみて下さい。
その中に入っているタコがイカであった場合、そのたこ焼きは「タコ虚、イカ実」ということになります。
虚(きょ)
虚というのは正気の不足から起こる病症で、邪気に対する抵抗力は低下しています。
そのため正気と邪気との争いは激しくなく、慢性的な経過をたどります。
実(じつ)
実というのは邪気の亢進した状態のため、また正気も比較的旺盛であるためその争いは激しくなります。
そのため熱となってあらわれたり、症状も激しく急性病症としてあらわれます。