胆(たん)

胆は決断や勇気をつかさどります。

胆は体の中央に鎮座していますので全身の重心となります。そのため公平中立の立場で他の臓腑の活動を監視して、その決断をする器官となります。

胆は精汁(胆汁)を蔵します。

肝の余った気は胆に集まり胆汁となります。余った気とはいえ排泄物とは異なり比較的清浄で、その作用は脾胃の消化作用を助けることです。

胆は奇恒の腑の一つでもあります。