腎(じん)
腎(じん)
腎は精を蔵し、生命力の根源である原気をもたらす。
腎は「作強の官」とよばれます。
腎は津液をつかさどり、全身の水分代謝を調節します。
不要となった津液を集めて処理をする働きがあります。
腎は骨をつかさどり、その状態は髪に反映します。
腎は髄を生育するので骨に栄養を与えます。また腎が正常であると髪が黒々とし、艶やかとなります。
腎は耳と二陰に開窮する。
腎は耳を通して外界と交流しています。そのため老化で腎が衰えると難聴や耳鳴りとなってあらわれます。また水分を調節しているので腎の異常は二陰(前陰は小便口、後陰は大便口)、大小便の異常となります。
腎の液は唾である。
腎は歯牙を支配しています。そこから染み出す液が唾となります。