四診

望診(神技)

視覚を通して病態を診察する方法

聞診(聖技)

聴覚・嗅覚を通じて病態を診察する方法

問診(工技)

問いかけと応答により病態を診察する方法

切診(巧技)

指頭・指腹および手掌の触覚を通じて病態を診察する方法

 
 

望聞問切の順番で患者さんに近づくことになります。
黄帝にはお医者さんがたくさんいて、そのお医者さんのランクをあらわすこともあります。

一番下っ端のお医者さんは黄帝に近づくことができません。
そのため遠くから黄帝を診察することになります。
今日の顔色はどうか、姿勢はどうか、舌の色はどうかなどの情報しか集まりません。

そしてもう少し上のクラスとなると黄帝の声が聞こえる範囲まで近づくことができます。
呼吸音はどうか、声はしっかりしているか、においはどうかなど聴覚や嗅覚から得られる情報が集まります。

さらにその上のクラスとなると黄帝に話しかけることができます。
食事の状態はどうか、排泄の状態はどうか、睡眠の状態はどうかなど黄帝が実際に感じている感覚を聞き出せます。

一番上のクラスのお医者さんとなるとついに黄帝の体に触れることができます。
脈の状態やお腹の状態を実際の術者が感じることで、診察の深みがうまれます。