小腸の病症

小腸の生理作用は水穀の受盛と消化、清濁の分別をおこないます。
虚寒病症は小腸の消化機能の減退、清濁の分別機能の減退としてあらわれます。
これは寒邪の侵入により、中焦の陽気が損傷したり、腎陽の不足のために温喣作用が低下するときにおこります。
症状は食後の腹脹、下痢、腹鳴などです。
実熱病症は湿熱が小腸や小腸の経絡にこもったり、心の経絡の熱が小腸に影響する場合があります。
症状として小便が赤くなったり濁ったり、また口舌の瘡、舌尖紅があります。