心の病症

心の生理作用として「神を蔵する」、「血脈をつかさどる」があります。
そのため心が病むと精神活動や血液の循環の乱れとなってあらわれます。
また、心は顔であったり舌といった場所とも関係しているので、心が病むとこれらの異常となります。
なかなか「神」といってもピンとこないかもしれませんが・・・
心が病むと感情面だとか精神面の異常となります。
具体的な疾患名を挙げると躁鬱病や意識障害などがあります。
舌の異常としては言語障害、味覚異常といったものがあります。

心気虚

心気が虚した状態ですので、現代的に言うと心のエネルギー不足ということになります。
症状としては動悸、息切れのほかにいわゆる気虚の症状がおこります。

心陽虚

長期にわたり心気虚が続く場合、また突然の重い病による陽の損傷などにより起こります。
症状としては心気虚の症状プラス陽虚の症状(畏寒、四肢の冷え)があらわれます。

心血虚

血が不足するために心が血の栄養を受けられない状態です。
症状としては動悸、息切れ、不眠、健忘、めまいなどがあります。

心陰虚

心の陰分が虚した状態なので虚熱が生じます。
症状は動悸、息切れ、不眠、五心煩熱、盗汗があります。

心火亢進

原因は五志の異常、六淫の邪気の熱化、酒やたばこ、辛いものなどの過剰摂取、温熱性の漢方薬の長期服用などあります。
症状としては動悸、胸部煩熱、不眠、うわごと、煩燥、尿赤。口腔炎などがあります。

心脈阻滞

心脈の流れが悪くなることによって起こる病症です。
原因として、心気虚や心陽虚のため血を推動する作用や温煦作用の低下や寒邪の収引性や凝滞性による血行障害、また痰濁や気滞のために心脈の流れが悪くなることがあります。
症状としては動悸、背部に放散する胸痛、胸悶(顔面青紫、冷汗)などがあります。

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