郄穴(げきけつ)

気穴が深部に集まる要穴で、急性疾患での反応が強く、また早く現れるところで、その治療に用いる。
「郄」とは閉じるとかしりぞくの意味があります。
このことから、もとの状態にもどす、すみやかに邪をしりぞける力をもつ経穴という意味を持ち、急性の疾患に用います。
急性の疾患の際、反応の出やすい経穴であるとされ、また効果があるところとして用いられます。
また間隙の隙と同意の字とされ、触診すると骨肉の間の溝のように感じるところであります。
胃経の郄穴である梁丘穴が膝の上にある他は、すべて手首と肘または足首と膝の間にあります。

陰経
郄穴
陽経
郄穴
手の太陰肺経
孔最
手の陽明大腸経
温溜
手の少陰心経
陰郄
手の太陽小腸経
養老
手の厥陰心包経
郄門
手の少陽三焦経
会宗
足の太陰脾経
地機
足の陽明胃経
梁丘
足の少陰腎経
水泉
足の太陽膀胱経
金門
足の厥陰肝経
中都
足の少陽胆経
外丘
奇経
郄穴
奇経
郄穴

陰蹻脈

交信

陽蹻脈

跗陽

陰維脈

築賓

陽維脈

陽交